動悸や胸の痛み、違和感を感じたり、健康診断で心電図など循環器の異常が見つかったりした場合は、
放っておかずに循環器内科の受診をおすすめします。
また、以下を主な対象疾患としています。症状などぜひ参考してください。
主な対象疾患
主な対象疾患 不整脈 期外収縮(きがいしゅうしゅく)
心臓は規則的なリズムで全身に血液を送っています。そのリズムが乱れるのが不整脈です。
期外収縮は、規則的な脈のリズムが一瞬止まった感じがするといった、脈がとぶ不整脈のことをいい、
不整脈の中でも最も多くみられるタイプです。
◆症状
ほとんどの期外収縮は自覚症状がなく、気付かないこともよくあります。
- 心臓がドキッとした
- 心臓が一瞬止まった感じがした
- 脈がとぶ
- 胸に痛みを感じた
◆主に行われる検査
- 心電図
- ホルター心電図(24時間心電図)
- 心臓超音波検査(心エコー) など
主な対象疾患 不整脈 発作性頻拍(ほっさせいひんぱく)
心臓は規則的なリズムで全身に血液を送っています。そのリズムが乱れるのが不整脈です。
発作性頻拍とは、通常1分間に50~70回前後の脈が、突然1分間に150~200回以上になる不整脈のことをいいます。
◆症状
- 脈が突然速くなった
- 激しい動悸を感じる
- 胸や息が苦しい
- 胸に痛みを感じる
◆主に行われる検査
- 心電図
- ホルター心電図(24時間心電図)
- 薬物負荷心電図
主な対象疾患 不整脈 WPW症候群(ダブリューピーダブリューしょうこうぐん)
心臓は規則的なリズムで全身に血液を送っています。そのリズムが乱れるのが不整脈です。
心臓の筋肉は電気信号の刺激によって収縮と拡張をくりかえし、ポンプのように血液を体中に送っています。
WPW症候群は、生まれつき正常な電気信号の通り道のほかに別の通り道があり、これを副伝導路(ふくでんどうろ)といいます。副伝導路と正常な通り道の間で電気信号がグルグル回りだすと、脈が突然速くなります。
◆症状
- 突然、脈が速くなる
- 動悸を感じる
- 息苦しい
◆主に行われる検査
- 心電図
- 心臓超音波検査(心エコー)
- ホルター心電図(24時間心電図)
主な対象疾患 不整脈 心房細動(しんぼうさいどう)
心臓は規則的なリズムで全身に血液を送っています。そのリズムが乱れるのが不整脈です。
心房細動は、心臓がけいれんするようにとても速く小刻みに震え、リズムが不規則になり、血液を送る機能も低下します。そのため、心拍数は増えますが、手首の脈は減ったように感じられます。
◆症状
- 胸が躍るように感じる
- 胸に違和感や痛みを感じる
- 動悸を感じる
◆主に行われる検査
- 胸部レントゲン
- 心電図
- 心臓超音波検査(心エコー)
- 経食道心エコー(TEE)
- ホルター心電図(24時間心電図)
主な対象疾患 不整脈 心房粗動(しんぼうそどう)
心臓は規則的なリズムで全身に血液を送っています。そのリズムが乱れるのが不整脈です。
心房粗動は、心臓がけいれんするようにとても速く小刻みに震えますが、リズムは比較的規則的です。心房粗動の起こる頻度は心房細動に比べるとかなり低くなります。
◆症状
- 脈が速くなる
- 動悸を感じる
- 息切れ、めまい
◆主に行われる検査
- 胸部レントゲン
- 心電図
- 心臓超音波検査(心エコー)
- ホルター心電図(24時間心電図)
主な対象疾患 心筋梗塞(しんきんこうそく)
血管内にできたコレステロールのかたまり(プラーク)が破れ、ほころぶと、そこに血のかたまり(血栓)ができやすくなります。
心筋梗塞とは、心臓の大きな血管(冠動脈)がその血のかたまりによって完全に詰まってしまうことをいいます。
また、高齢の方や糖尿病の方の場合、激しい胸の痛みを伴わない心筋梗塞がみられることもあります。
◆症状
- なんの前触れもなく突然、激しい胸の痛みに襲われる(30分以上)
- 冷や汗が出る
- 強い息切れや呼吸困難になる
- 胸やけが続き、肩のコリや痛みを伴う
◆主に行われる検査
- 胸部レントゲン
- 心電図
- 心臓超音波検査(心エコー)
- 血液検査
- 冠動脈造影(心臓カテーテル検査)
主な対象疾患 狭心症(きょうしんしょう)
血管の内側にコレステロールなどがたまることで血液の通り道が狭くなり、血管自体ももろくなります(動脈硬化)。
狭心症とは、心臓の大きな血管(冠動脈)がそのような状態になってしまったため、心臓を動かす筋肉に血液が十分に送られないために起こる病気です。狭心症の症状が進むと心筋梗塞になる場合もあります。
◆症状
- 突然、胸が締め付けられるように痛くなる(5分~15分くらい安静にしていると痛みが治まる)
- 動悸や息切れがある
- 強い息切れや呼吸困難になる
◆主に行われる検査
- 心電図
- ホルター心電図(24時間心電図)
- 運動負荷心電図
- 血液検査
- 冠動脈造影(心臓カテーテル検査)
主な対象疾患 心不全(しんふぜん)
心不全とは、さまざまな心臓病が原因となり、結果的に引き起こされる症状のことで、 血液を全身に巡らせるという心臓の機能が十分ではない状態をいいます。
◆症状
- 動悸、息切れ
- 体のむくみ
- 呼吸が困難になる
◆主に行われる検査
- 胸部レントゲン
- 心電図
- 血液検査
- 心臓超音波検査(心エコー)
主な対象疾患 閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)
血管の内側にコレステロールなどがたまって血液の通り道が狭くなり、血管自体も弾力がなくなりもろくなることを動脈硬化といいます。
閉塞性動脈硬化症とは、それが原因で手足、特に下半身の血の流れが悪くなることをいいます。この場合、手足の血管だけではなく、全身の血管の状態が悪くなっている場合が少なくありません。
◆症状
- 手足の冷えやしびれ、血色が悪い
- 一定の距離を歩くと痛くて歩けなくなる
- じっとしていても足が痛む
◆主に行われる検査
- 脈波伝播速度・足関節上腕血圧比(PWV/ABI)
- 血管超音波検査(血管エコー)
- 下肢動脈3D-CT