
「実際の現場を見てみよう!リアルリポート」 2012.01.23 掲載
9ヶ月が経ち、新人ナース達は1人で業務を任されるようになりました。
今回は、そんな新人ナースの1日を追ってみました!
独り立ちして働く舞子さんの姿をお見せします。

新 舞子/しん まいこ さん(仮名)
小さい頃は体が弱く、手術を受けることに。そんな中、
看護師とふれあう機会があり、看護師に憧れるようになりました。
今年、福井厚生病院に入職した新人ナースです。
ただいま病棟にて奮闘中!
福井厚生病院の業務開始時間は 8:30。
舞子さんは、いつもこの時間より早めに出勤!
点滴や薬の確認、清拭(患者さまの身体を拭くこと)の用意などをします。
また、担当する患者さまの情報収集をして、ケアの準備をします。
業務スタート!
まず病棟の看護師全員で、患者さまの情報交換です。
夜勤の看護師に、夜勤時の患者さまの様子を教えてもらい、看護のとき配慮する点を確認します。
またリーダー看護師から、ショートカンファレンス(患者さまのケアの計画)や入院・検査・手術の予定の確認が行われます。
申し送りが終わると、看護師たちは担当する患者さまのところにあいさつへ。
「おはようございます!」と、爽やかな声と笑顔が病棟のあちこちにあふれます。
朝のケアでは、病室の清掃やベッドメーキング(ベッドを整えること)を行い、
居心地の良い環境づくりをします。
そして洗面や口腔(口の中のケア)、清拭を行います。
点滴などの処置も行います。
また、舞子さんは週に一度、入浴介助に入ります。
身体が不自由な患者さまの髪や身体を洗い、着替えのお手伝いをします。
「『気持ちよかったよ。』『またお風呂に入りたいなぁ。』と、患者さまの嬉しそうな顔を見られることが、この仕事の楽しみです。」と、舞子さんがやりがいを語ってくれました。
看護師は、身体のケアはもちろん、患者さまに一日を気持ち良く過ごしていただけるように、心のケアも行っているのです。
朝のケアが完了すると、全てのケアを行ったか
電子カルテのチェック表に入力します。
患者さまのバイタルサイン(血圧・体温・脈拍)の測定を行います。
また、「手足のしびれはどうですか?」
「お通じの調子は?」
「昨日はよく眠れましたか?」
など、体調に気を配ります。
測定中に、足の痛みを心配する患者さまがいらっしゃいました。
こんなときは、直接患者さまの身体に触れて、どこがどんなふうに感じるのか聞いて、自分で原因や状態を考えます。
そしてリーダーに報告・相談し、アドバイスを受けます。
舞子さんと患者さまが、
世間話に花を咲かせている場面も見られました。

患者さまの昼食の時間です。
「お昼の時間ですよ。」と、舞子さんが明るく声を掛けながら、患者さまの栄養を考えた食事をお持ちします。
時には食事の介助も行います。
患者さまの食べるペースに合わせて、ゆっくり口に食事を運びます。
食べる前には、1つ1つメニューをお見せして、今日はどんな献立か紹介します。
そして患者さまが食べたいものを選んでいただく、というように、美味しく楽しく食事ができるように心を配ります。
配膳を終えると、舞子さんも休憩に入ります。午後に向けて、お弁当で元気をチャージ!
―お昼休みでホッと一息ついて、いざ仕事再開です!
患者さまが食事を終えた後は、食後の薬を飲まれたか確認をします。
そして、うがいのお手伝いや入れ歯の手入れなど口腔ケアを行い、口の中を清潔に保ちます。
おむつ交換では、看護師や看護助手がペアを組んで行います。
2人で行うことによって、患者さまをしっかり支え、安全で楽におむつ交換をすることができます。
手際よく、少しでも早く患者さまの身体をきれいにすることが、大切なポイントです。
夜勤の看護師へ伝えてもらいます。
忙しい合間にも、先輩に積極的に質問する舞子さん。そんな仕事熱心な姿が見られました。
突然、ナースコールが鳴りました。
急いで患者さまのもとに伺うと、発熱したようです。
素早く氷枕を作ります。
「ナースコールが鳴ると、どうしたのかな?といつも緊張が走ります。」と話していた舞子さん。
しかしナースコールの対応には、慌てず落ち着いていました。
一日に何度も鳴るナースコールに、舞子さんはいつでも笑顔と優しい声掛けで患者さまに接していました。
患者さまの訴えや、どんな痛みがあったのか、どんな処置を行ったか、などを入力します。
「患者さまのケアを続けていくための大事な情報となるので、抜けがないように、しっかり記録することが大切です。」
と、舞子さんは熱心に話してくれました。
取材中、舞子さんのノートを発見!
心電図の機器の扱い方や、採血の方法など、ページいっぱいに処置のマニュアルが細かく書かれていました。
業務に役立てているそうです。
気がつけば、もう終業時間です。
新人ナースの1日はこれでおわりです。
お疲れ様でした。ゆっくり休んで、明日もがんばりましょう!
前回のインタビューでは「業務を覚えることが今は大事です。」と話していた舞子さん。
独り立ちするということもあり、やや緊張している様子が感じられました。
けれども今回は、以前にも増して、明るい表情で応じてくれました。
インタビューでは「『気持ちよかったよ。』『美味しかったよ。』と、患者さまの嬉しい顔が見られると、仕事が楽しくなるし、やりがいにも繋がります。」と笑顔で話してくれました。
日々心を配って接しているからこそ、患者さまから温かい言葉をいただいて元気をもらい、その笑顔が生まれてきたのだなと思いました。
今回の取材では、舞子さんから心を込めて看護することの大切さを知ることができました。














