新しい心臓カテーテル装置(血管撮影装置)を導入
2012年1月に増設した血管造影室に新しい心臓カテーテル装置を導入しました。
この装置には2方向同時撮影が可能なバイプレーンシステムに加え、リアルタイム解析・3次元シミュレーションが可能なCV-3D™システムが搭載されており、より正確なステント治療(冠動脈インターベンション(PCI))を行うことが可能になりました。
また、装置に付属されている56インチの大画面モニターは、不整脈のアブレーション治療・冠動脈インターベンション治療など用途に応じた使い方ができます。
- CV-3D™システム

冠動脈インターベンション(PCI)の手技を支援するためのツールです。
まず収集角度の違う複数枚の血管造影像から3次元血管像を再構成します。その血管像上に仮想ステントを重ね合わせ表示することで、最適なステント選択と留置位置の決定を行い、より安全で、より効率的に手技を実施することが可能になります。
CV-3D™は東芝メディカルシステムズ㈱が開発したPCI支援アプリケーションです。
さまざまな不整脈の治療が可能になりました
心臓カテーテルを用いた検査や治療は、患者さまへの負担が以前に比べ大きく減って苦痛の少ないものとなり、心臓病をより早期の段階で発見し、治療へとつなげるための手段として行われるようになりました。
当センターでは3次元ナビゲーションシステムを用いた不整脈の最新治療を取り入れ、さまざまな不整脈の治療を行っています。
現在、循環器科の常勤医師も4人となり、アブレーションの通算件数は2011.8.1現在で530件と県内で はアブレーション治療はトップの実績です。
また365日24時間対応で心臓カテーテルができる体制も整い、検査や治療を更に迅速に行えるようになりました。動悸が気になる方、これまで薬のみで症状の改善がなかった方など、ぜひ一度ご相談ください。
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県内総件数249件(2009年)
グラフ参考データ
週刊朝日「いい病院2008」「いい病院2009」「200912.25号」「いい病院2011」

グラフ参考データ
週刊朝日「いい病院2008」「いい病院2009」「200912.25号」 「いい病院2011」
体内のライフラインを確保するための診療を行うセンターです。
全身を流れる血液には、酸素や栄養など生きていくうえで必要不可欠なものが多く含まれています。
その血液を体の隅々まで巡らせるためのポンプ役の心臓やパイプ役の血管を循環器といいます。
それらが病気によって動かなくなったり、破れたり、詰まったりして、血液が循環されなくなるともちろん、命に関わることになります。そうならないために、心臓や血管などの病気を診療して、体内のライフラインを確保するのが循環器センターです。
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- 階段や坂道を上ったとき動悸や息切れがする
- 体を動かしたとき、胃の辺りに痛みを感じる
- 逆流性食道炎、食道腫瘍
- 両足の甲がむくむ
- 虫歯でもないのに奥歯が痛む
- 寝汗を良くかく
- 食事の後に動悸や息切れがする
- 足が冷たく感じる
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- タバコを吸う
- アルコールを飲む機会が多い
- 睡眠時間は1日6時間以下
- 塩辛いもの、味の濃いものが好き
- 野菜や海草、大豆製品はあまり食べない
- 朝食を抜くことが多い
- スポーツはほとんどしない
- BMI値が標準以上で肥満傾向
BMI値で自身の肥満度をしらべましょう
人間ドック・健康診断のページへ⇒
- 心筋梗塞(しんきんこうそく)
- 狭心症(きょうしんしょう)
- 心不全(しんふぜん)
- 不整脈(ふせいみゃく)
- 心房細動(しんぼうさいどう)
当センター行っている循環器系の基本検査をご紹介します。
心電図検査・・・安静時の心臓の動きを調べます
正常な心電図
ベッドに横になり、両方の手、足首と胸の表面に電極をつけて、心臓の電気的興奮を波形として記録します。不整脈や心筋虚血がないか、心筋梗塞が起こっていないかなどを調べます。 検査時間:5分
ホルター心電図検査・・・日常の心臓の状態を調べ発作等をとらえます
心電図を記録する携帯型の心電計を24時間胸に取り付け、日常生活の中での心臓の状態を調べ、いつ起きるか分からない心臓の変化を見つけようとする検査です。
取り付け時間:約15分 取り外し時間:約5分(翌日)

取り付けた様子
胸に超音波(エコー)をあて、いろいろな角度から心臓を観察したり、細かい計測なども行ったりします。
心臓の壁や弁の動きや血の流れなどをリアルタイムで見ることができ、心筋梗塞や狭心症などの治療方法の決定などにも役立つ検査です。当センターでは、高性能の機器で心臓超音波専門の技師が検査しています。
検査時間:約20~30分 >
超音波検査(エコー検査)のページへ⇒
首にある頚動脈に超音波をあて動脈硬化の有無や血液の流れなどを調べます。
検査時間:約30分
動脈硬化が起こっていないか、血管のしなやかさが失われていないか、血管につまりはないかなどを調べます。
検査時間:約15分
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基本検査で異常がみられた場合、必要に応じて以下の精密検査でさらに詳しく調べます。
経食道心臓超音波検査(TEE)・・・心臓に近い位置で詳しく観察
胃カメラのように、口から管を入れる検査です。
胸に超音波をあてた時より心臓に近いところで超音波をあてるので、それまで見られなかった部分も観察することができます。
検査時間:約1時間
超音波検査(エコー検査)のページへ⇒
これまで常に動いているためできなかった心臓の検査もその動きにあわせて画像化できるようになり、その情報をもとに立体的な画像を作り出すことも可能になりました。そのため、心臓の血管が狭くなっているかどうかの確認など心臓の状態をさらに詳しく調べることができるようになりました。 検査時間:約1時間
CT検査のページへ⇒
カテーテルという細い管を手首や下肢などの血管に挿入し、心臓の血管付近まで伸ばしていきます。そこに造影剤を投与し、血管が詰まっていないか、狭くなっていないかなどを調べます。
循環器科のスケジュール⇒
基本検査と精密検査の結果を総合的にふまえ、病気の診断や治療方針を決定します。
カテーテルという細い管を冠動脈(心臓の太い血管)の入り口まで入れます。次に、直径2㎜~3㎜、長さ2㎝程度の小さな風船(バルーン)をガイドワイヤーという細い糸のようなもので、異常のある箇所まで誘導します。そして、風船に圧力をかけて狭くなっている場所を押し広げます。(これを『PCI』といいます)
さらに、同じ場所に直径3㎜程度のステントと呼ばれる小型の金属の筒を使って、冠動脈を内側から補強することもできます。
このとき患者さまの病状に応じて相談のうえ、血管が再び狭まることが極めて少ない、薬剤溶性ステントを使用することもあります。

体にやさしい治療
局所の麻酔だけでできる治療なので、全身麻酔の開胸手術に比べて体への負担が非常に少なく、ほとんどの方は翌日には歩けるようになります。また、治療後は胸が痛む発作から 解放されます。
日常生活への早期復活
この治療は手首または足の付け根に、わずか2㎜の切り口を作るだけで行うことができるので、翌日は絆創膏を一枚貼っておくだけで十分です。当院の場合、ほとんどの方がが術後4日目で退院となり、日常生活や仕事に復帰できるくらいの早期回復が可能です。
経皮的心筋焼灼術(アブレーション)
心臓は電気的な刺激によって規則的に全身に血液を送り出しています。しかし、心臓の電気を発生させる場所や電気的興奮が伝わる伝導経路などに異常があると、心臓のリズムが不規則になります。これを不整脈といい、動悸のほとんどの原因となっています。その不整脈の原因となる異常な電気の発生場所や伝達経路を焼いて取り除く治療をアブレーション治療といい、その効果は胸をメスで大きく切り開いて行われる全身麻酔の手術に匹敵します。
首や下肢の血管よりカテーテルといわれる直径2mmの細い管を入れます。心臓の内側から不整脈が発生する原因の箇所を探しあて、それを高周波で加熱し焼いて取り除く(焼灼する)ことにより、不整脈を元から断ち切ります。
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対象疾患
- 心室性期外収縮/心室頻拍
- 房室結節回帰性頻拍
- 房室回帰性頻拍
- 心房頻拍
- 心房粗動
- 心房細動
- WPW症候群
体にやさしい治療
全身麻酔の手術に比べてアブレーション治療は治療日の夕方から食事ができ、翌日には歩行可能、治療の3日後に退院となり、日常生活や仕事に復帰できるくらいの早期回復が可能です。
高い治療効果
アブレーション治療の直後に動悸が完全に消失したと、多くの患者さまから喜ばれています。不整脈を元から断ち切る治療のため、薬のみの治療よりも、非常に高い効果が得られます。
アブレーション治療の強い味方、3次元のナビゲーションシステム
3次元のナビゲーションシステムとは、 アブレーション治療中に使用されるコンピューターと連動したシステムのことです。
アブレーション治療は不整脈を根治する極めて有用な方法ですが、不整脈によっては発生部位を見つけるのが困難なものもあります。しかし、このシステムを用いることによってそのような不整脈の多くを根治することが可能になりました。
3次元のナビゲーションシステムは患者さんの心臓の輪郭を正確に立体画像で表すことができ、カテーテル先端の位置も1㎜単位の正確さで画像上に表示されます。また、心臓の電気現象がカラー表示されるため、不整脈発生部位が一目瞭然となります。つまり3次元のナビゲーションシステムはアブレーション治療の強い味方なのです。
当センターでは2004年末よりこのシステムを導入しており、 アブレーション治療で力を発揮しています。
また、2011年7月にはGPSと同様の原理を用いたハイブリットテクノロジーによる最新の3次元ナビゲーションシステム『CARTO®3』を導入しました。これにより治療手技の時間短縮や、患者さまの被ばく量の軽減などが期待できます。
※CARTO®3は、ジョンソン・エンド・ジョンソンのグループ会社であるバイオセンスウェブスター社が研究開発したシステムです。
ペースメーカー治療
遅い脈のためにふらつき、めまい、失神のある患者さまには、ペースメーカー治療がすすめられます。
これは、鎖骨の下に小型電池(厚さ7~8㎜、直径5㎝)とこれにつながるペーシングリード(電線)を埋め込み、ペーシングリードの先端で心房、または心室を電気刺激して脈を一定に保つ方法です。局所麻酔の手術が可能で、術後10日目から日常生活が可能となります。当院で行ったペースメーカー手術において、最高齢の患者さまは94歳の方でした。 高齢の患者さまも術後の回復過程は若い患者さまとまったく変わりありません。ペーシングリードの挿入法に工夫をし、より耐久性のあるペースメーカー手術を心がけております。また、定期的にペースメーカーの電圧チェックとペーシングリードの電気抵抗を測定して、万全のアフターケアに努めております。

















