より質の高い検査を目指して
私たち検査課では医師から依頼された患者さまの検査(放射線を使用する検査を除く)を担当しています。
近年、検査の種類や数は医学・医療技術の進歩により増大しており、結果から病気の早期発見、より適切な治療方針や診断または経過観察の判定ができるようになってきています。
私たち臨床検査技師はこのような情報を医師に報告し患者さまの健康維持・回復に貢献できるよう努めています。また、より質の高い検査を目指して、毎日検査機器の点検・制度管理を行い、正確かつ迅速な結果を報告できるよう心がけています。
医療の現場では色々な職種を持ったスタッフがいます。それぞれの経験や知識を活かし、1つのチームとして患者さまの治療をしています。私たち臨床検査技師も、さまざまなチーム医療に積極的に参加しています。検査の部屋から出て、より患者さまの近く で役に立ちたいと願っております。
- ICT(院内感染対策チーム)
- NST(栄養サポートチーム)
- 褥瘡対策
- 糖尿病教室
- クリニカルパス
当課では検査相談窓口を生理機能室
(62番窓口)に設けています。
「今度受ける検査はどんな検査なんだろう・・・」
「検査時間はどのくらいだろう・・・」など
患者さまの検査に対する不安や疑問に臨床検査技師がお答えします。
過去の相談例
血糖は砂糖を使った甘いものだけではなく、ご飯などの食事でも上がります。
HbA1c(エイチ ビー エー ワン シー)は過去1~2ヵ月の平均的な血糖値が反映されています。
血糖値をコントロールしていくにはHbA1cの数値もしっかり確認してください。
男性の技師さんだと恥ずかしいので、女性の技師さんにお願いできますか?
はい。その旨をお伝えいただければ女性技師が担当します。
血液を採って、その成分を調べます。 血液検査項目の解説はこちら⇒
肝臓に炎症が起きていないか、腎臓の機能に異常がないか、生活習慣病の疑いはないかなどを指標となる検査値から調べます。
貧血がないか、出血しやすくないかなどを調べます。また、顕微鏡で血液成分の形態を確認します。
血の固まる時間やそれに係わる因子を測定します。血を固まりにくくする薬を服用されている方の薬の利き具合もこの検査で判断します。
肝炎ウイルスの検査や炎症の程度を見る検査などを行います。
甲状腺ホルモンなどについて調べます。甲状腺などから分泌されるホルモンは適度な量が分泌されることで体調を整えます。そのホルモンを測定し、 過剰に分泌されていないか、また不足していないかを調べます。
尿を採って、その成分を調べます。
尿を試験紙に浸し、蛋白や糖など成分を調べます。
尿に含まれる細胞を顕微鏡で調べます。尿が生成されるどの過程ではがれた細胞かなどの判断をします。細菌を認めれば、膀胱炎を疑います。
24時間尿を溜めて、一日の尿蛋白量から腎臓の状態を調べたり、尿糖量から糖尿病の病態などを調べたりします。
検査や手術で採った細胞に異常がないかを調べます。
内視鏡検査時に小さくとった組織 (生検組織) や手術によって摘出された臓器などを標本にして顕微鏡で観察し、 癌などの異常な細胞がないかを調べます。
体液や喀痰などにがん細胞などの異常な細胞がないかを顕微鏡で調べます。
喀痰検査
痰を調べることは、呼吸器系の病気の診断では大変重要です。痰には肺や気管支などからはがれた細胞も含まれています。そのため痰を調べれば、肺や気管支など呼吸器のさまざまな情報を得ることができます。この検査では、がん細胞の有無を調べます。
子宮頸部細胞診
外子宮口の細胞を綿棒のような細い棒で採取し、顕微鏡でがん細胞の有無を調べます。
子宮体部細胞診
子宮の奥の方にある細胞を内膜擦過器具で採取し、異常な細胞がないか調べます。
基本検査の中で最も多くの方がご存知な検査です。ベッドに横になり、両方の手、足首と胸の表面に電極をつけて、心臓の電気的興奮を波形として記録します。不整脈や心筋虚血がないか、心筋梗塞が起こっていないかなどを調べます。

心電図を記録する下のような携帯型の心電計(大きさ:タテ5.5cm×ヨコ8.5cm×厚さ1.5cm 重さ:50g)を24時間取り付け、日常生活の中での心臓の状態を調べ、いつ起きるか分からない心臓の変化を見つけようとする検査です。

携帯型心電計
解像度1280X1024の画面で見た場合、ほぼ実物大です。

胸に超音波(エコー)をあてて、心臓をいろいろな角度から観察し、細かい計測なども行います。 心臓の壁や弁の動きや血の流れなどをリアルタイムで見ることができ、心筋梗塞や狭心症などの治療方法の決定などにも役立つ検査です。当センターでは、高性能の機器で心臓超音波専門の技師が検査しています。
頚動脈超音波検査(頚動脈エコー)
首にある頚動脈に超音波をあてて、動脈硬化の有無や血液の流れなどを調べます。
脈波伝播速度・足関節上腕血圧比(PWV/ABI)
動脈硬化が起こっていないか、血管のしなやかさが失われていないか、血管につまりはないかなどを調べます。
胃カメラのように、口から管を入れて検査をします。
より心臓に近いところで超音波をあてるので、
胸に超音波をあてた時には見られない部分も
観察することができます。
検査時は苦痛を和らげるため安定剤を使うので検査後、しばらく休んでからお帰りいただきます。また、検査当日は昼食を食べずにお越しください。
カテーテルという細い管を手首や下肢などの血管に挿入し、心臓の血管付近まで伸ばしていきます。そこに造影剤を投与し、血管が詰まっていないか、狭くなっていないかなどを調べます。
下の写真は、心臓カテーテル検査のとき実際に使用しているカテーテルです。
これは、循環器センターで独自に開発したカテーテル(KH510D)で、
その細さは1.3㎜。となりの鉛筆と比べると、いかに細いかわかります。
患者さまのペースメーカーが正常に作動しているか、ペースメーカーの電池の残量は大丈夫かなど定期的に点検を行っています。
神経の伝わる速度や経路、機能を調べます。
神経を刺激する装置を使用して、神経伝達の速さの計測や、刺激が伝わる経路に異常はないかなどを調べます。
心拍を調節している自律神経機能を調べるために、心拍数の計測を行います。
脳の働きを調べます。
頭にたくさんの電極を取り付けて、脳からの小さい信号から脳の活動を調べます。
肺の働きを調べます。
肺の状態を調べるため、筒をくわえていろいろな呼吸をしていただき検査します。
耳の状態を調べます。
耳の聞こえ方の検査です。高さの異なる音が、どのくらいの大きさで聞き取る事ができるかを調べます。
耳の鼓膜の圧を調べる検査です。
患者さまの耳鳴りがどのような音で鳴っているのか、どのくらいの大きさで鳴っているのか近い音を探します。
目の働きや血管などを調べます。
測定機の先から空気を眼にあて、押し戻す圧を測ります。緑内障がないかなど調べます。
眼の奥にある血管を写真に撮り、細かい血管に病変がないかなどを調べます。
睡眠中の状態や眠りの深さ、呼吸などを調べる検査です。。
病院に一泊して睡眠中の障害や、眠りの深さを調べます。
睡眠中の呼吸の状態(息が止まっていないか、いびきによって呼吸が浅くなっていないか)、体の動き(脚や体位)で眠りが浅くなっていないかなどを調べます。
また、無呼吸・低呼吸によって血液中の酸素濃度が減っていないかも調べます。
睡眠の深さの段階によって脳波に変化が出ますので睡眠中の脳波の記録を行います。
睡眠中の呼吸の状態、血液中の酸素の濃度を調べます。
睡眠時脳波検査とは違い、自宅で簡単に出来る検査です。簡易モニターの使い方を検査技師が説明し、貸し出し致します。














